「織田尾張守信長」刀剣
織田信長とゆかりの深い「宗三左文字(そうざさもんじ)」は、1580年5月19日今川義元を討ち取った時に、手にした刀であると言われております。「宗三左文字」はもともと三好政長の持ち物であったと言われ、三好政長の名から「宗三」という名が付けられたなどとも言われております。歴史のなかでは武田信玄の父である信虎が手にすることになりますが、その娘が今川義元のもとへ嫁入りした際に、引き出物として「宗三左文字」を今川義元に送ったのとされているそうです。信長は今川義元を打った際に、刀の裏に「織田尾張守信長」などといった銘を刻ませているようです。その後「宗三左文字」は秀吉に受け継がれ、家康へと伝わりながら、明治時代には徳川家のもとより健勲神社に祀られております。健勲神社は、京都に位置し明治天皇より1869年、織田信長公をお祀りするために創建されたそうです。健勲神社刀剣にゆかりのある神社としても知られ、刀剣御朱印などが大変人気を博しているようです。現代における刀剣ブームの到来とともに、健勲神社をお参りされる方々も数多くいらっしゃるのではないでしょうか。京都における刀剣にゆかりのある神社としては、健勲神社とともに、栗田神社、豊国神社、藤森神社などが有名どころとされております。